総合外信によると、現地時間3月11日、オーストラリア・シドニーからニュージーランド・オークランドに向かっていたボーイング787-9旅客機に技術的な問題が発生し、飛行中に急降下し、数秒間「激しい急降下」したため、乗客がキャビントップに衝突し、少なくとも50人が負傷し、乗員も負傷した。
ロイター通信によると、乗客263人と乗員9人を乗せたボーイング787-9機がシドニーを離陸し、同日午後にオークランド空港に着陸する予定だった。
「飛行機は事前に知らせずに急転直下した。急降下の仕方はどんな軽い気流で経験したのとは異なり、ジェットコースターの先端にいるような感じだった」と乗客のブライアン・カーター氏は述べた。「多くの乗客が座席から投げ出され、キャビントップに衝突し、その後通路に沿ってまた転落した」。
また、AP通信によると、ボーイング787-9旅客機がオークランドに着陸した際、医療関係者と10台以上の救急車が現場で待機していた。
関係者によると、約50人が現場で治療を受けており、その大半が軽傷を負い、13人が病院に搬送された。そのうちの1人は深刻な状況だ。
ニュージーランドの先駆紙によると、このボーイング旅客機が急降下したのは「技術的な問題」のためだという。現在、ボーイング社とラタム航空会社側はまだ対応していない。
2024年以来、ボーイングは何度も航空安全問題に陥っている。1月、アラスカ航空のボーイング737 Maxシリーズ機の胴体部分が破裂し、機内で数人が負傷し、全米171機のボーイング737 Max 9機が欠航した。3月には、米ユナイテッド航空のボーイング旅客機がエンジン発火、タイヤ脱落、滑走路脱出を含む3件の事故を5日間にわたって起こした。