許家印の元妻丁玉梅に、また新しいニュースが！
中国恒大創始者の許家印氏の元妻丁玉梅氏は、世界中に2億8500万ドル（約20億元）の不動産を所有しており、ロンドンで最も高価な豪邸の1つを含むカナダ、英国などに物件が広がっていることが17日、分かった。
香港の清盤人が世界的に恒大関連資産を探していることに伴い、丁玉梅の不動産は債権者を返済するために接収または競売にかけられる可能性がある。
香港とロンドンの裁判所は7月、許家印、丁玉梅、恒大前幹部らの配当金約60億ドルを取り戻すために丁玉梅に対して世界的な資産凍結禁止令を出した。
9月に丁玉梅氏が訴訟で資産凍結を受けた後、英国の裁判所は最近、生活費として毎月最大20,000ポンド（約26,187ドル）を費やすことを許可した。丁玉梅氏は英国の銀行口座に400万ドル以上の預金を抱えており、現在はロンドンの高級マンションに住んでいる。このマンションはテムズシティの一部で、中渝置地ホールディングスが開発した。
訴訟については、恒大清盤人が丁玉梅氏の完全子会社2社を通じて2018年から2020年までに配当金として受け取った約28億香港ドルの回収を求めている。
これまでの公告によると、中国恒大清盤人は訴訟で複数の禁制令を申請し、許家印、丁玉梅、夏海鈞のそれぞれの処分、売却、またはそのグローバル資産の価値を削減する際に関連規定の限度額を超えてはならない。このような禁制令は6月24日、香港で許家印と夏海鈞に対して初めて発令され、丁玉梅を加えるまで徐々に発展した。
2023年9月、許家印は違法犯罪の疑いで、法に基づいて強制措置を取られた。
2024年5月、証券監督管理委員会は法に基づいて恒大不動産債券の詐欺発行及び情報開示違法事件に対して行政処罰決定を行い、恒大不動産に対して是正を命じ、警告を与え、罰金41.75億元を科し、恒大不動産の当時の理事長、実際の支配者であった許家印に対して最高罰金4700万元を科し、終身証券市場への参入禁止措置を取った。
丁玉梅は、すでに許家印の前妻だ。2023年8月に香港証券取引所が発表した公告では、彼女を「配偶者」ではなく「当社とその関係者から独立した第三者」と呼び、結婚30年以上後に許家印と離婚したことを示唆した。
これまでの市場分析では、事件の前に、許家印と丁玉梅は「技術的な離婚」を行い、丁玉梅はこれによって財務上で許家印と分割し、債務を回避することができる。
今年2月、丁玉梅氏は香港高裁で控訴し、許家印氏の次男許騰鶴氏に10億香港ドル以上を追討した。