2024年5月23日午後、テスラ上海エネルギー貯蔵スーパー工場の起工式が上海臨港新区で行われた。今回の上海エネルギー貯蔵スーパー工場の商談は契約までわずか1カ月で、再び「臨港速度」を更新した。
同工場は年間95万台を超える純電気自動車を生産する能力を備えており、テスラの世界的に重要な生産拠点と輸出センターである。
テスラ上海エネルギー貯蔵スーパー工場はテスラの米国本土以外での最初のエネルギー貯蔵スーパー工場であり、テスラが中国に進出して10年来、上海スーパー工場に続いて中国でのもう一つの大型投資プロジェクトでもある。
この工場はテスラが世界のエネルギー貯蔵配置におけるもう一つの重要な落石を代表しているだけでなく、世界のエネルギー転換の大潮の中で重要な役割を果たしていることの有力な証明でもある。上海市の重大エネルギープロジェクトとして、上海エネルギー貯蔵スーパー工場の建設は上海のグリーンエネルギーシステムの構築に力を入れ、都市のより環境に優しく、持続可能な方向への発展を推進する。
着工式後、臨港グループはテスラと中国初の超大型電気化学商用エネルギー貯蔵システムMegapackの契約を完了し、テスラのエネルギー貯蔵の中国での業務が正式に開始されたことを示した。
2019年、上海臨港というホットスポットで、テスラ上海スーパーファクトリーは「その年に着工し、その年に生産を開始し、その年に納入した」という「上海スピード」と「テスラスピード」を創造した。現在、テスラ上海貯蔵スーパーファクトリーは再びその効率的な行動力で「テスラスピード」を解釈している。
テスラ上海のエネルギー貯蔵スーパー工場は2025年第1四半期に操業を開始する予定で、操業開始後の超大型電気化学商用エネルギー貯蔵システムMegapackの生産量は1万台に達し、貯蔵能力の規模は40ギガワット（1ギガワット時＝1000メガワット時）近くになる。
国家エネルギー局の統計データによると、2023年の中国の社会全体の電力使用量は92241億キロワット時だった。太陽光発電、風力発電といった持続可能なエネルギーから発電された電気をすべて蓄えてからMegapackで全中国に電力を供給すると仮定すると、タクラマカン砂漠の約0.1%の面積にMegapackを配置するだけで、14億人の中国人の1年間の電力使用量を蓄えることができる。