中国のアント・グループ(Ant Group)傘下の消費者金融会社は、既存の株主と1人の新規投資家から6億1600万ドル相当の新規資金を調達しています。
重慶蟻消費金融有限公司(Chongqing Ant Consumer Finance、略称:蟻消金)は1年足らず前に国有と民間の投資家から約15億ドルの資金を調達しました。アント・フィナンシャルは、2021年にアント・グループの個人向け融資事業部門として設立されました。
同社の株主は木曜日、新たな資本を獲得した後、資本金は約31億ドルに増加すると述べました。追加の資金は蟻消金が中国の消費者により多くの資金を貸し出すのを助けます。
アントグループが50%の株式を保有するほか、12社の投資家が参加し、中国のテクノロジー企業である網易(Netease, NTES)と電子部品メーカーである舜宇光学科技(Sunny Optical Technology, 2382.HK:スンウ光学科学技術)です。一番新しい株主は重慶の国営企業です。
アント・グループの株式の3分の1は、中国のインターネット大手・阿里巴巴集団控股有限公司(Alibaba Group)が保有しており、利用者数の多いモバイル決済ネットワーク「アリペイ」を運営しています。