第7回中国国際輸入博覧会のBHPビリトングループブースの真ん中には、チリにある世界最大の銅鉱山、エスコンディーダ銅鉱山が立体的に現れている。ブースでは再生可能エネルギーと電気自動車産業の発展における銅の重要な役割を紹介し、同社のグリーン脱炭素排出削減の実現へのビジョンを伝えた。BHPビリトングループの邯睿格首席商務官は、「博覧会は企業に市場開拓のための良質なプラットフォームを提供しただけでなく、協力・ウィンウィンで産業発展を推進し、グリーン低炭素と革新的な発展を実現するために原動力を注入した」と述べた。
今年はBHPビリトンが参加するのは7年目。「中国はすでにBHPビリトンの最大の市場となり、商品とサービスの重要な供給国となっている。私たちは半分以上の製品を中国に販売しており、毎年の博覧会は私たちが顧客とパートナーと交流して商談する良い機会である」と邯睿格氏は述べた。今回の博覧会は展覧会の規模も展示者の数も過去最高を記録し、中国は世界の産業発展を推進し、開放市場を育成する決意を実際の行動で示している。
ここ数年来、中国は高レベルの対外開放体制のメカニズムを絶えず整備し、一連の外資投資を便利にする措置を打ち出した。「20年以上前に初めて中国に来てから今まで、私は中国の発展の包容性を目撃した。中国は各種外資企業、各種経営モデルに対して開放的な態度を持っている。同時に、中国が生産した高品質製品は、世界市場で広く認められている」と邯睿格氏は述べた。
今年の博覧会では、新しい生産性が注目されている。邯睿格氏は、新質生産力の発展は鉱物資源への需要を持続的に推進すると表明した。BHPビリトンは毎年中国の銅精鉱を数百万トン供給しており、これはBHPビリトンにとって大きなチャンスを意味している。「銅は世界のエネルギーと交通輸送システムの電化に不可欠な鉱物原材料です。2050年までに世界の銅需要は約70%増加し、毎年5000万トンを超えると予想されています。近年、中国の再生可能エネルギー、電気自動車、リチウム電池産業は急速に発展しており、これらはすべて中国の将来の発展の新たな原動力であり、BHPビリトンが開拓したい分野でもあります」と邯鄲睿格氏は述べた。
今回の博覧会で、BHPビリトンは最新発表の2024「気候転換行動計画」を共有した。邯鄲睿格氏によると、今後数十年の世界の発展には鉱物資源が欠かせない。BHPビリトンは中国のパートナーと共に持続可能な新しい生産方式と貿易モデルを模索し、今後数十年の世界の重要な鉱物資源に対する新たな需要を満たしてきた。同時に、世界経済のグリーン低炭素への転換にも資源製品の開発生産過程における省エネ・排出削減が不可欠であり、関連産業チェーンの上下流の排出削減目標の実現を支援することもBHPビリトンと中国企業の協力の重点である。
「進博会での収穫を1つの言葉で表現すれば、パートナーシップだと思います」と邯睿格氏は、進博はBHPビリトンとパートナーの関係をより緊密にすることができると述べた。BHPビリトンは再生可能エネルギー、グリーン技術、持続可能な産業発展への投資を強化する計画で、将来的には中国のパートナーとともに、先進的なAI技術の革新に頼って、サプライチェーンのグリーン効果を高め、持続可能な発展を推進し、気候変動に対応するために力を貢献する。