コカ・コーラ社は24日、2023年第3四半期の決算を発表した。財務報告書によると、コカ・コーラ社の第3四半期の売上高は前年同期比8%増の119.53億ドルで、市場予想の114.3億ドルを上回った。
財報によると、同社の第3四半期の経営利益は32.70億ドルで、前年同期比6%増、純利益は30億8300万ドルで、前年同期比9%増、1株当たり利益は前年同期比7%増の0.74ドルで、市場予想の0.69ドルを上回った。
第3四半期の財務報告では、コカ・コーラ社は2023年の年間業績ガイドラインを上方修正し、2023年の年間有機収益の伸び率は10%から11%の区間と予想され、これまで予想されていた8%から9%の区間を上回った。1株当たり利益の伸び率は7%から8%の区間に引き上げられ、これまでの予想区間を上回った。
中国市場について、コカ・コーラ社の取締役会長兼最高経営責任者のジェームズ・クィーン（James Quincey）氏は財報電話会で、「私たちは投資に非常に集中し、ビジネスの勢いを回復するためのチャンスを把握している。特にガス入り飲料、収入の増加管理、執行において、私たちは中国市場でまだ大きな発展の余地を持っている」と述べた。
今年第3四半期、コカ・コーラ中国は2大瓶詰めパートナーである中糧コカ・コーラと太古コカ・コーラと協力して、中国大陸部での配置を推進し、より多くの市場潜在力を掘り起こし、業務の持続可能な成長を推進するために本土投資の力を入れ続けた。9月20日、蘇州太古コカ・コーラは昆山開発区で着工した。このプロジェクトの総投資額は20億元。蘇州太古コカコーラは華東区に生産、分配、地域的販売本部を一体化した現代化学工場を建設し、2025年末までに生産を開始する。
また、昨年7月に生産を開始した中糧コカコーラ貴州工場も着実に発展しており、中糧コカコーラの20工場目となる。