月曜日(10月2日)、電気自動車大手テスラは2023年第3四半期の自動車生産台数と納車台数の報告書を発表しました。具体的なデータはこうです
モデル3とモデルYの生産台数は416,800台、モデルSとモデルXの生産台数は13,688台でした。
第3四半期の総出荷台数は435,059台で、ウォール街予測の46万1,640台を下回りました。モデル3/Yは419,074台、モデルS/Xは15,985台でした。
前年同期比でみると、2022年第3四半期は17.6%増の36万5923台、26.5%増の34万3,830台となっています。しかし、2023年第2四半期と比べると、いずれも大幅な減少となっています。今年第1四半期から第3四半期までの合計台数は1,324,074台でした。
テスラはプレスリリースの中で、「最近の決算報告の電話会見で議論されたように、台数の減少はアップグレード計画内の生産停止によるものです。2023年の自動車販売台数の目標である約180万台はそのまま維持します」
同社の役員は第2四半期の業績報告の電話会見で、一部の生産能力が遊休状態になる可能性があると警告していました。マスク氏は、「私たちは、工場のアップグレードのために夏に操業を停止するために、第3四半期の生産量が若干減少すると予想しています」と述べた。
なお、今回の納車台数報告書では、セミマウント電気トラック「Semi」の生産台数や納車台数については言及されていません。テスラは昨年12月にSemiをペプシに納入したとの情報が先行しています。
ちなみに、テスラが生産台数を下回ったのは2022年第2四半期以来です。ゴールドマン・サックスのアナリストMark Delaney氏は、「テスラは来年、より多くの販売台数をサポートするためにさらなる値下げを行う可能性があり、コスト削減による一株当たり利益の増加を減少させると考えています」と述べている。
レポートによると、テスラは7月19日の米国株取引終了後(北京時間7月20日未明)にQ3の財務業績を発表する予定で、その後に電話会議を行う予定です。Vaibhav Taneja氏がZachary Kirkhorn氏の後を継いでcfoに就任して以来、初めての電話会談となるそうです。
ドイチェバンクはテスラの第3四半期の売上予測を241億ドルから233億ドルに、1株当たりの利益予測を0.71ドルに下方修正しました。同行は、次世代の車のプラットフォームは、テスラのさらなる成長の鍵になると付け加え、投資家は次世代車のリリースに注目しています。