円は1ドル150円の大台に近づいています。1年前に円がこのレベルに落ちたことで、日本政府が円を支えに入ったことがありますが、一部のアナリストは、日本政府が再び介入する準備ができていない可能性があると述べています。
水曜日の東京では1ドル149円、火曜日には149.18円まで円安が進み、2022年10月の円買い介入以来の水準となりました。
アナリストの中には、米国政府の理解が必要になる可能性が高いため、市場参加者が考えているよりも介入のハードルが高いと言う人もいます。
日本の当局者は通常、市場の急激な変動を防ぐために、特定の為替レートのレベルを目標にしていません。現在、円の毎日の下落幅は小さく、急激な変動はありません。
野村総合研究所のエコノミストで元日銀政策委員会メンバーの木内隆秀氏は、「今のように円が緩やかに下落した場合、為替介入の理由を見つけるのは難しいでしょう」と話す。その結果、1ドル150円台を割る可能性もあると述べました。