HSBCホールディングスは2月21日、2023年度の業績を発表した。2023年、税引前利益は前年比133億ドルから303億ドル増加し、主に収入の増加を反映している。税抜き利益は前年比83億ドル増の246億ドル。収入は前年比154億ドル増の661億ドル、30%増となった。
HSBCグループの祈耀年エグゼクティブ・プレジデントは、「2023年に記録的な利益を記録したため、2008年以来最も高い年間配当金で株主に還元され、昨年3回にわたって計70億ドルの株式を買い戻し、さらに20億ドルの株式買い戻しを展開することができた。これらは私たちの過去4年間の努力の成果を反映している」と述べた。
2023年、HSBCグループは中国大陸部、インド、シンガポール、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、メキシコなどの市場で急速に成長するビジネスチャンスを把握することを含む、複数の市場で利益を推進する地域の多元化を続けている。これらの市場はいずれも2023年に顕著な連結基準利益の増加を遂げ、また中国大陸部（自社事業）、インド及びシンガポールがグループに貢献した利益はいずれも10億ドルを超え、関連業務戦略が有効であることを改めて証明した。
祈耀年氏は中国市場の発展見通しについて、「中国経済の粘り強さとその長期的な成長機会に自信を持っている」と述べた。