ゼネラル・エレクトリックが23日に発表した財務諸表によると、同社の2023年第4四半期の営業収益と調整後の純利益は前年同期比で著しく増加し、市場予想を上回った。
データによると、ゼネラル・エレクトリックは同四半期に194.23億ドルの営業収入を達成し、前年同期比15%増となり、市場予想の178億ドルを上回った。同期間、ゼネラル・エレクトリックは17億7300万ドルの調整後純利益を達成し、前年同期比30%増加し、市場予想の9億1500万ドルを上回った。
しかし、昨年第4四半期のゼネラル・エレクトリック・フリー・キャッシュ・フローは29億6100万ドルで、前月比11%減少した。
同四半期、ゼネラル・エレクトリックは航空機リースに従事するエルケイプ・ホールディングス（AerCap Holdings NV）の残りの株式を売却して20億ドルの収益を得たとともに、3億ドルをかけて約220万普通株式を買い戻し、会社分割コスト支出は3億ドルだった。
ゼネラル・エレクトリックは、2024年第1四半期の営業収益の伸び率が10%近くになると予想しており、調整後の1株当たり利益は0.6ドルから0.65ドルとなり、市場予想の1株当たり0.72ドルより少ない。
ゼネラル・エレクトリック会長兼CEOのラリー・カルプ（Larry Culp）氏によると、ゼネラル・エレクトリック航空宇宙プレート（GE Aerospace）とゼネラル・エレクトリック・エネルギープレート（GEVernova）は4月初めにそれぞれ独立して発売される予定だという。両者の営業収益、利益、フリーキャッシュフローは2024年にさらに増加すると予想されている。
ゼネラル・エレクトリックは2021年11月に「1分3」の分割計画を発表し、ゼネラル・エレクトリック・メディカル（GE HealthCare）は2023年1月に分割上場を完了した。