シティバンク（中国）有限公司（以下「シティチャイナ」）が1月23日に発表した「シティの中国内陸部における個人銀行クレジットカード事業に関する重要な通知」によると、2024年5月6日からシティチャイナの個人クレジットカードは取引機能を停止し、消費決済などの取引用途には使用できなくなる。同時に、同行は関連製品の権益とサービスの提供を段階的に停止する。
同通知はまた、この変動はシティが中国市場で個人銀行業務から撤退した一部であり、シティの中国での公的業務に影響はないと強調した。
シティチャイナは、シティチャイナ個人銀行のクレジットカード返済サービスが停止した後も決済されていないクレジットカードの分割返済残高または借入金（「売掛金の権利」）を譲渡することで、富邦華一銀行有限公司（「富邦華一銀行」）と合意したという。その後、シティ中国の個人クレジットカード返済サービスの締め切り後、まだ決済されていないクレジットカードの分割返済残高や借入金については、約束の時間（「受け渡し日」）後に、富邦華一銀行に後続返済を行う必要がある。
遡ると、シティは2021年4月に中国本土を含む10市場以上の個人銀行業務から撤退するグローバル戦略調整を発表していた。2022年12月シティは中国本土の個人銀行業務を段階的に閉鎖すると発表したが、市場をリードする対公業務には触れなかった。
2023年10月、シティは、個人顧客が保有する口座、預金、関連財テク製品をHSBC中国に売却するなど、中国本土の個人銀行の財産管理業務を発表した。HSBCはシティチャイナが個人銀行の財産管理業務にサービスする範囲内の従業員にHSBCの大陸部チームに加入するよう要請する計画だ。この取引総額は約36億ドルの個人預金と個人財テク業務管理資産で、2024年上半期に完成する。