日本の自動車メーカートヨタは水曜日、詐欺スキャンダルやリコールによる生産停止により、7月から9月までの利益が前年同期比で半分以上急落したと明らかにした。
同社の第3四半期決算によると、トヨタの当期純利益は計5737億円（37億ドル）で、前年同期の1兆2800億円から55%減少した。四半期の売上総額は前年の11兆4300億円から11兆4400億円に小幅に上昇した。
トヨタのYoichi Miyazaki最高財務責任者は、トヨタの上半期の年間生産量の下落の主な原因は認証問題にあり、トヨタは時間をかけて自分の製造環境と文化を見直す必要があると述べた。これまでテストデータの偽造で、トヨタの複数の自動車が日本当局に重点的に注目されてきた。
トヨタは、人的資源と成長分野により多くの資金を投入して業務改善を図るとともに、市場ニーズに応じたハイブリッド車、燃料電池車、電気自動車の登場を推進する同社のマルチパス開発計画を推進することを約束した。
同社はまた、このような人材への投資は子会社とサプライチェーンの上に拡大し、トヨタの自動車生産量は下半期に徐々に回復する見通しだと強調した。
自信はまだ残っている
トヨタ自動車の前年度の世界販売台数は1100万台を超え、世界1位となった。また、来年3月までの今年度中に1085万台の自動車を販売する見通しだ。しかし、最新の第2四半期のデータによると、トヨタの今期の世界販売台数は230万台を記録し、予想の240万台を下回った。
トヨタの相次ぐ品質スキャンダルと直接関係がある。同社は、衝突テストでデータを偽造したり、古いデータを使用したりするなど、これまで幅広い品質テスト詐欺行為があったことを認めている。これらの偽装行為が発覚したため、トヨタは一部の車種の生産を一時停止した。
トヨタは偽造以外にも米国で何度もリコールを行っている。米道路交通安全管理局によると、最近リコールされた4万台以上の車は、駐車距離を延長できる動力ブレーキ補助システムが不足しているためだという。
しかし、今年のトヨタの事業は大きな打撃を受けたが、年間配当金は昨年の75円から90円に上昇し、年間4兆3000億円の営業利益の予想を維持することを堅持している。
トヨタのほか、日本の自動車メーカーもホンダ、スズキ、ヤマハなどの有名ブランドを含むほぼ同時期に偽装ニュースを出している。このうち、ホンダは今日午後にも業績を発表し、9月30日までの2024年度第2四半期の営業利益は2579億円で、アナリストが一般的に予想していた4311億円をはるかに下回った。